上原浩治、引退後の生活を告白「今のままだとダメやと思う」 | ニコニコニュース



10月9日、元読売ジャイアンツ上原浩治が著書『OVER 結果と向き合う勇気』の発売を記念して、東京・芳林堂書店高田馬場店でトークショーを開催した。

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上原浩治は投手として読売ジャイアンツボストン・レッドソックスなどで活躍し、今季21年に及ぶ現役生活に終止符を打った。本書には、浪人生活からのプロ入り、プロ1年目の20勝、レッドソックスでの世界一、日本球界復帰など、引退までの軌跡が克明につづられている。松井稼頭央(西武ライオンズ二軍監督)、高橋由伸(読売ジャイアンツ顧問)との対談も収録。

登壇した上原を、購入者の中から招待された100人のファンが温かい拍手で迎えてトークイベントスタート

「この度は購入していただいてありがとうございます」と感謝の気持ちを伝え、「そんなに2時間とか3時間とかかかるような厚さではないので、すぐ読めると思います。ただ、僕の野球人生、これだけではないです。これには収まりきれないので、また何年後かに分厚い本を出してみたいです。でも、これも中身は濃いのでよろしくお願いします」とアピールした。

このイベントが、クライマックスシリーズ読売ジャイアンツ阪神タイガース」の第1戦と時間がかぶったことについて、「たまたまなんですよ。日程見たら『一緒や!』って。本当にみなさんが来てくれるか心配でした(笑)」と話して会場を和ませた。

引退後の生活については、「本当に何もしてないというのが現状でして、2日前、野球とは関係のないゴルフイベントに呼んでもらって(笑)。今、いろんなことをやらせてもらっています。プレッシャーのない生活はまだ新鮮に感じてますね」と楽しく日々を過ごしていることを報告しつつも、「でも、今のままだとダメやと思うので、早く何か見つけて緊張感のある生活をしたいと思います」と前向きな気持ちも明かした。

現役時代のエピソードなどを話した後、ファンからの質問コーナーへ。「アマとプロのストライクゾーンの違いは?」「御子息がプロになるとしたらどの球団がいいですか?」など、さまざまな種類の質問に対して、時には真剣に、時にはユーモアを交えて答えた。

最後はサイン本を上原本人が直接手渡すというサプライズが。著書を渡しながら、一人一人と握手をしたり、話をしたり、手厚いファンサービスイベントが終了した。

イベント後、囲み取材に応じた上原。出版を決めた理由を聞かれると、「自分の21年間を本当にギューッと絞り込んで書いたという感じですけど、その時その時の思いを書いてますので、『2013年、どうだった?』とか『2017年はどうだった?』とかを頭の中で思い浮かべていただきながら読んでいただけたらうれしいなと思いますね」と返答した。

これまでの野球人生については「本当に周りに感謝の21年だったと思います」と力強く明言。指導者になりたいという気持ちがあるかと問われると「まだ気持ちがやりたいと傾いてないので。実際にそういう話があるわけでもないですから、あった時に自分がどう感じているかを大事にしていきたいと思います」と今後について慎重に考えていきたい旨を語った。

最後は「買って!」と笑顔で本書のアピールをして締めくくった。

OVER 結果と向き合う勇気』(ワニブックス)は10月15日(火)発売。(ザテレビジョン

『OVER 結果と向き合う勇気』発売記念イベントに登場した上原浩治


(出典 news.nicovideo.jp)